最終更新: rabi_en_rose 2023年01月28日(土) 02:58:12履歴
あらすじ | ・ある日の夜、ミッチェルは『ソドー島』に旅行に行く夢を見る。次の日もまた次の日も同じ夢を見た。 ・その事を友達に話すと、『予知夢』ではないかとジャックに言われる。 ・その翌日、ミッチェルは『ソドー鉄道の局長』を名乗る人物からの招待状をぺりおから受け取る。 |
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その日は満月の晩だった。
ミッチェルはどこかの見知らぬ駅に立っていた。辺りは霧に包まれている。
ミッチェル「ここは・・・どこ?」
その時、汽笛が聞こえてきた。
ミッチェル「あれ・・・?この汽笛、どこかで聞き覚えがあるぞ・・・。」
霧の中から現れたのは青い車体の機関車だった。
???「やぁ!こんにちは!」
ミッチェル「キミは・・・!!」
〜夢から目覚める〜
ミッチェル「ハッ・・・!なんだ、夢か・・・。」
ミッチェル「あの青い車体の機関車・・・。誰だっけ?」
ミッチェルは学校でいつものメンバーに夢で見たことを話した。
ペーター「へぇ〜、機関車が喋ったの?面白い夢だねぇ。おろおろ」
レム「あれ、そういえばボク、小さかった頃にそういうアニメを見たことあったような・・・」
ミッチェル「えっ、ホントに?」
ビンタ「ボクも知ってるよ、んーと・・・ゴメン、度忘れしちゃった。だのら」
その時、担任のショコラ先生が教室へ入ってきた。
ショコラ「さあさ、席に着いてください!朝のホームルームを始めますよ!」
一同は自分の席へ戻っていった。
ミッチェル「不思議な夢だったなぁ・・・」
その夜、ミッチェルは再び夢を見た。
昨日とまったく同じ、霧が立ちこめた駅にたったひとりで立っていた。
ミッチェル「また同じ場所だ・・・!」
その時、やはり昨日と同じ汽笛が聞こえ、青い機関車が姿を見せた。
???「こんばんは、また会えたね!」
ミッチェル「キミは、誰・・・?」
???「おっと、自己紹介がまだだったね!ボクの名前はト・・・」
ここで、ミッチェルは目を覚ました。
ミッチェル「なんだ、また夢か・・・。」
〜学校〜
ペーター「えっ!昨日の夢の続きを見たの?」
レム「名前、思い出した?ふわぁ」
ミッチェル「いや・・・でも、頭文字がトだったよ。」
ビンタ「頭文字が『ト』ねぇ・・・。」
ペーター「ああっ!」
ミッチェル「えっ!なに!?」
ペーター「今日の給食のデザート、プリンだね!」
レム「今は給食の話じゃないでしょ!!」
ビンタ「全く、ペーターくんったら・・・。」
そこへ、ジャックがやってきた。
ジャック「なんの話だい?キリッ」
ビンタ「あのね、ここ最近ミッチェルくんが不思議な夢を見るんだって。」
ミッチェル「気がつくと、霧に覆われた駅にひとりで立ってるの。すると青い機関車がやってきて、ボクに挨拶するんだ。」
ジャック「ひょっとしたら、それは『予知夢』じゃないのか?」
一同「予知夢?」
ジャック「ああ、夢のなかには近い将来におこる出来事を告げるものがあると聞いたことがあるんだ。」
ミッチェル「じゃあ、近いうちにボクはあの機関車に会うってこと・・・?」
ジャック「あぁ、その可能性もあるよ。」
レム「えっ〜いいなぁ!僕も会ってみたいな。ふわぁ」
ショコラ先生「はい、皆さん!ホームルーム始めますよ!」
その夜
ミッチェル「・・・まただ。ここは一体・・・。」
昨日と同じく汽笛が鳴った。
???「やぁ!また会ったね!」
ミッチェル「キミは誰なの?」
???「僕はトーマス!」
ミッチェル「トーマス!!?あの・・・あのトーマスくんかい!?」
トーマス「そうだよ。一度はTVでも見たことあるんじゃないかな?」
ミッチェル「あるよ・・・。まさか、本当に存在するなんて・・・。」
トーマス「乗りなよ。島を案内してあげる!」
ミッチェル「う、うん。」
その時、駅の事務室から誰かが出てきた。
シルクハットを被った膨よかな男性だった。
ミッチェルはまたそこで目を覚ました。
ミッチェル「トーマスくんだ!そう、あの青い機関車はトーマスくんだ!TVでも見たことあるし、玩具も持ってた!」
ミッチェル「しかし・・・。」
ミッチェルの頭にまた新たな謎が生まれた。
ミッチェル「あのシルクハットを被った人は誰だっけ・・・?」
ミッチェル「・・・💡」
ミッチェル「確か「きかんしゃトーマス 仲間ずかん」があったはず!!」
ミッチェルは図鑑のページをパラパラめくった。
と、その時 インターホンが鳴った。
ミッチェル「誰だろ?」
ドアを開けるとペリカンの郵便配達員 ぺりおが立っていた。
ぺりお「ミッチェルさん、郵便でーす!」
ミッチェル「どうも、ご苦労様です!」
ミッチェルは1枚の封筒を手渡された。
ミッチェル「誰からだろう・・・」
だが、送り主の名は書かれていなかった。
不思議に思いながらも、ミッチェルは封筒を開け、手紙を取り出した。
ミッチェル「えーっと・・・」
はじめまして、ミッチェルくん。
私は「ソドー鉄道」の局長を務めている者です。
この度、キミを我が鉄道にご招待したいと思い、この手紙を書きました。
つきましては、今度の土曜日の午前10時に「きのみ駅」でお会いしましょう。
楽しみにしております。
ソドー鉄道局長:トップハム・ハット卿
ミッチェル「トップハム・ハット卿・・・間違いない、あのシルクハットの男性だ!」
ミッチェルは家を飛び出し、ジャックの家へと向かった。
ミッチェル「ジャックくん!ジャックくん!!」
ジャック「な、なんだいミッチェルくん!?」
ミッチェル「大変なんだよ!この手紙見て!」
ジャック「手紙?」
ミッチェル「トップハム・ハット卿から手紙が来たんだよ!」
ジャック「えっ!まさか!!あの物語は架空で存在しないはずだが・・・。」
ミッチェル「そう言うこと言わないでよ!でも、この手紙を見てよ。」
ジャック「・・・・・・!!」
ミッチェル「ねっ!本当にいるんだよ!!」
ジャック「なぁ、僕たちもソドー島へ行くことは可能かい?」
ミッチェル「えっ、多分・・・。」
ジャック「僕も連れて行ってくれ!」
ミッチェル「別に良いけど・・・。」
ジャック「ありがとう。実はね僕、幼少時にソドー島は実在すると思っていてね、一度で良いから行ってみたいと思ってたんだよ。」
ミッチェル「そうだったんだ・・・そうだ、ビンタくんたちも誘ってみよう!」
ミッチェルはビンタ、ペーター、レムに電話をかけ、3匹とも快く返事した。
そして、約束の日時、「きのみ駅」にて・・・
ミッチェル「ハット卿、ホントに来るかなぁ・・・」
ジャック「まさかミッチェルくんの夢が『予知夢』だったなんて・・・」
その時、遠くから汽笛が聞こえてきた。
一同「!!」
すると、向こうから青いタンク機関車が2台の客車を引き連れてやってきた。
ミッチェル「間違いない、トーマスくんだ・・・!!」
トーマスは一同に元気よく声をかけた。
トーマス「はじめまして!みんなに会えてとっても嬉しいよ!!」
ミッチェル「ボクも嬉しいです!」
ジャック「キミに会えて光栄だよ。キリッ」
トーマス「さあさ、客車に乗り込んで!」
レム「アニーとクララベルだね!ふわぁ」
ビンタ「思い出したよボク。暴走した機関車を助けたご褒美で貰った客車なんだよね!」
ペーター「その脱線した機関車がジェームスだね。」
一同はアニーに乗り込んだ。
トーマス「それじゃあ、出発進行!」
トーマスはゆっくりと動き始めた。
ミッチェル「わぁ〜、スゴ〜い!!」
ペーター「トーマスに乗れるなんて夢みたーい!」
ジャック「これは夢じゃない!現実さ。キリッ」
やがてトーマスは森を抜け、海のほうへ走りだした。
トーマス「これからキミたちをソドー島へ案内するよ!」
彼は海の上を滑るように走った。
ジャック「でも驚いたよ、まさかソドー島が実在するなんて・・・」
ミッチェル「ひょっとしたら、他の機関車たちにも会えるかも!」
レム「そういえばボク、どことなくミッチェルくんに似てる機関車を見たことがあったような気がするんだけど・・・」
ミッチェル「えっ、どんな機関車?」
レム「あのね、小柄な緑色の機関車で、よく女の子に間違えられる子なんだ。」
ビンタ「ボクも見たことあるよ、名前は確か、パー・・・パー・・・」
トーマス「パーシーのことかい?」
ビンタ「そうそう!パーシー!」
ちょうどそこへ小さな緑色の機関車が通りかかり、トーマスに挨拶した。
???「やぁ!トーマス!」
トーマス「やぁ、パーシー!」
パーシー「あれれ、ずいぶんカワイイお客さんだね!」
トーマス「これからソドー島へ招待するんだ!」
一同「はじめまして!」
パーシー「こんにちは、僕も会えて嬉しいよ!」
2台は並走しながらソドー島へ向かった。
しばらくするとトンネルが見えてきた。
トーマス「このトンネルをくぐったらソドー島だよ!」
パーシー「それじゃ、僕はこっちだから、また後でね〜!」
レム「うん!バイバ〜イ!」
そして、トーマスと一同はソドー島へ到着した。
トーマス「みんな!ソドー島へようこそ!」
ジャック「自然豊かな場所だねぇ!」
ミッチェル「僕たちの住んでる島みたい!」
トーマス「今からナップフォード駅に向かうから、トップハム・ハット卿に会うといいよ!」
ミッチェル「トップハム・ハット卿って僕に招待状をくれた人・・・。」
トーマス「そう!この鉄道の局長さんだよ。」
しばらく行くと、アーチ型の屋根が4つ連なった大きな駅が見えてきた。
トーマス「とうちゃ〜く!ナップフォード駅だよ!」
ミッチェルがアニーから降り、辺りを見回す。
ミッチェル「夢で見た光景と一緒だ・・・。」
その時、事務室の扉が開いた。
レム「ミッチェルくん!見て、あの人!!」
ジャック「あ、あなたは・・・」
ミッチェル「トップハム・ハット卿!」
ハット卿「待っていたよ、ようこそソドー島へ!!」
ミッチェル「はじめまして、会えて嬉しいです!」
ハット卿「おや、可愛い友だちも一緒だね?」
ジャック「ジャックと申します。キリッ」
ペーター「ボクはペーターです。おろおろ」
レム「レムといいます。ふわぁ」
ビンタ「ビンタです。だのら」
ハット卿「ジャックくんにペーターくん、レムくんにビンタくんだね。よろしく!」
ミッチェル「トップハム・ハット卿、ソドー島へのご招待ありがとうございます。」
ハット卿「いやいや、良いんだよ。長旅で疲れただろ。近くの宿で休みなさい。明日は特別なイベントがあるからな。」
ミッチェル「特別なイベント!?」
ハット卿「ああ、私の仲間たちもとても楽しみにしておる。」
ミッチェル「ありがとうございます!!」
一同は幸せな気持ちでいっぱいだった。
駅の陰から怪しげな集団が覗いているのにも、気づく由はなかった・・・
???「ムホホホ、ついにこの日がやってきましたぞ。オッホン」
???「ふん・・・奴らめ、笑ってられるのも今のうちだ。いえてる」
???「ねぇねぇオバサン、くれぐれもミッチェルくんにはヒドいことしないでよ!ウヒョッ」
???「解ってるわよ、私の目的はもっと他にあるんだから・・・今度こそ、この島の連中にひと泡噴かせてやるわ・・・!!」ニヤッ
やがて日が暮れ、ミッチェルたちは小さなホテルに泊まった。
ミッチェル「明日のイベントってどんなのだろう、とっても楽しみ〜!!」
ビンタ「きっと機関車たちが駅にたくさん集まるのかも!」
ペーター「美味しいご馳走もいっぱい出るといいなぁ〜!」
レム「じゃあそろそろシャワーでも浴びようか!」
ジャック「そうだね、あっちに広くて立派な浴場があったよ。キリッ」
一同は丸裸になると、浴場へ入った。
ミッチェル「わぁ〜、大きくて立派なお風呂!!」
たっぷりとした湯から、湯気が優しく立ちのぼっていた。
ペーター「身体を洗ったら、みんなで入ろう!おろおろ」
ミッチェル「ジャックくんの身体洗ってあげる。」
ジャック「あぁ、頼むよ。」
レム「それじゃ、僕はペーターくんの身体を洗ってあげるね。」
ペーター「う、うん!お願い////////」
ミッチェル「(ペーターくん、なんで顔赤くしてんだろ・・・。)」
ジャック「お、おいっ!ミッチェルくん!」
ミッチェル「ど、どうしたの?」
ジャック「下を見なよ!下を!」
ミッチェル「えっ・・・?」
レム「もう、ミッチェルくんったら!なんで、大きくなってるの・・・?////////」
ミッチェル「・・・・っ!!////////」
ジャック「しょうがないなぁ・・・ソドー島に来てまで、こんな事するのは嫌だけど・・・キミのを鎮めるにはこれしか方法ないよな。」
ミッチェル「えっ、ちょっ・・・!ジャックくんっ!!」
ジャックはミッチェルを押し倒し、覆い被さった。
ジャック「その代わり、僕のことも気持ち良くしてくれよ・・・?」
ジャックは亀頭をミッチェルのアヌスに当てがった。
ミッチェル「うっ・・・!はぁんっ・・・!」
レム「ミッチェルくん・・・スゴイ感じてる!」
ペーター「ねぇねぇ、レムくん。」
レム「なぁに?ペーターくん?」
ペーター「あの・・・良かったら僕たちも・・・気持ちいいコトしない?」
レム「う、うん・・・良いよ。ミッチェルくんとジャックくんを見てたら僕もヤリたくなってきちゃった・・・。」
ビンタ「ぼ、ボクの相手は・・・?いないからミッチェルくんとジャックくんをオカズにシコろ・・・」
その頃 ティドマス機関庫では・・・
パーシー「ねぇトーマス。」
トーマス「なんだい?」
パーシー「あのウサギの男の子、なんか僕と同じニオイがするんだ!」
トーマス「それって蒸気の臭いかい?」
パーシー「そう言うニオイじゃなくて、僕と似てるなぁって。」
トーマス「そうだね、彼もよく女の子と間違えられるらしいからね。フフフッ」
ゴードン「お前たち!もう寝ろ!役に立つ機関車は夜更かしなんかしないぞ!」
トーマス「おやすみぃ、パーシー。」
パーシー「おやすみトーマス!」
???「今よ・・・!」
不気味な影が機関車たちに近づいてきた。
彼らは機関車たちが眠ったのを確かめると、それぞれの機関室へ忍びこんだ。
???「ヘッヘヘ・・・これで明日のイベントは大惨事と化すぞ!いえてる」
???「ムホホホ・・・奴らの驚く顔が目に浮かぶわい。オッホン」
???「(この緑色の機関車、ミッチェルくんに似てる・・・あっマズい、ち○ち○が・・・//////////ウヒョッ♥)」
???「ほら何してんの、早くしなさいよ!」
???「あっ、ゴメンよオバサン・・・!」
やがて、彼らはほくそ笑みながら、機関庫を後にした。
翌朝・・・
ミッチェルたちはナップフォード駅へやってきた。
華やかな飾りつけが施され、たくさんの客で賑わっていた。
ミッチェル「わぁスゴーい!!」
レム「賑やかだねぇ!ふわぁ」
ジャック「・・・トーマスたちはまだ来てないのか。」
ミッチェル「そうだね。どうしたんだろ・・・?」
その頃・・・
トーマス「う〜ん・・・。なんかボイラーの調子が悪いぞ・・・。」
パーシー「僕もなんだか体調が良くないや・・・。」
ゴードン「なんてこった・・・!」
ジェームス「今日は特別なイベントなのに!僕のこの真っ赤なボディを見てもらえないじゃないかっ!」
ゴードン「お前のボディなんか、どうでも良いんだよ。しかし、俺様が動かないと、お客が困るなぁ・・・。」
パーシー「郵便列車も引っ張れないよぉ・・・。」
駅では、ハット卿が時計を睨みながらヤキモキしていた。
ハット卿「なんてことだ、もうすぐ開幕の時間だぞ!これでは混乱と遅れが生じてしまう・・・!」
駅長「ハット卿!大変です!」
ハット卿「どうしたんだ?」
駅長「機関庫で機関車たちが具合を悪くしてしまったようで・・・。」
ハット卿「なんだと!?代わりの機関車は?」
駅長「それが・・・。」
???「おはよーございまーす!」
ゴロゴロと油っぽい声がした。
ハット卿「キミは・・・ディーゼル!」
ディーゼル「おやおや、こんな大切なイベントに遅刻とは、蒸気機関車は本当に役立たずだなぁ!!」
???「何言ってるんだ、具合が悪いのは仕方がないだろ!!」
そう言って現れたのは大西部鉄道出身のダックだった。
ディーゼル「これはこれは、ダックじゃないか・・・ふん、蒸気機関車なんてノロマの時代遅れさ!」
ダック「なんだってぇ!?もう一度言ってみろ!!」
ハット卿「喧嘩を止めるんだ!ダック!それが大西部鉄道流なのか!?」
その時、信じられないことが起こった。
駅の局長室が大爆発を起こしたのであった。
ミッチェルたちは爆風で地面に衝突した。
ミッチェル「イタタ・・・。な、何が起こったの?」
幸い怪我人はいなかった。しかし、爆発の影響で駅は半壊してしまった。
人々はたちまちパニックに陥った。
男性A「なんだなんだ!?」
女性A「爆発するなんて聞いてないわよ!」
男性B「どう言うことだ、説明してくれ!」
お客がハット卿に迫ってきた。
ハット卿「申し訳ございません、ただいま原因を調べております。直ちに安全なところへ避難してください!!」
駅員「キミたちも早く逃げるんだ!」
駅員がミッチェルたちを誘導した。
客とミッチェルたちは近くの広場へ避難した。
ミッチェル「いったい何が起きてるの・・・!?」
ジャック「わからない、だがこんなことになってしまうとは・・・」
ペーター「ボク・・・怖いよ。」
周りの客もすっかり怯えてしまっていた。
ハット卿「こうなってしまっては、イベントは中止だ!駅の修繕もしなければならん!」
ミッチェル「ハット卿・・・。」
ハット卿「君たちには申し訳ないことをした。」
ミッチェル「ハット卿、あなたは何も悪くありませんよ。」
ジャック「そのとおりです、このようにボクたちを暖かく歓迎しようとしてくださったんですから。」
広場の木の影から何者かが、見ていた。
???「フフフッ、作戦は成功のようね。それじゃ、次の作戦へ移るわよ。」
???「面白くなってきたね〜!ウヒョッ」
ハット卿「キミたちの歓迎会は日を改めて、必ず行なう!それまで待っていておくれ。」
ミッチェル「ありがとうございます、楽しみに待ってます!!」
ミッチェルは笑顔で応えた。
その時、さらに悪いことが起こった。
突然、鋭い銃声が辺りに響いたかと思うと、黒い服をまとった集団が現れたのであった。
???「ハロー皆さん、ご機嫌いかが?」
ジャック「な、なんだアイツらは!?」
???「動くんじゃねぇぞぉっ!!!」
ゴリラのような男が怒鳴った。
ハット卿「なんだ!?」
ミッチェル「ハット卿!!」
なんと、ハット卿が黒服の集団に連れ去られてしまった。
ジャック「待てぇっ!!」
だが、相手は黒塗りのワゴン車で走り去って行った。
ミッチェル「ど、どうしよう。ハット卿が連れ去られちゃった。」
ペーター「け、警察!警察を呼ばなくちゃ!」
ペーターがスマホで警察に電話をした。
???「もしもし?」
ペーター「もしもし?ゆ、誘拐が起きたんです!」
???「・・・後にしてくれんか?わしは夕べ全然寝てないんだっ!!」ガチャッ
ジャック「なんだよ・・・今の警官は・・・。」
つづく・・・
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