当Wikiは「どうぶつの森」をはじめ、当方が好きなものについて気まぐれに綴ってゆくWikiです。

あらすじどうぶつ島で新しいゲームソフトが発売された。その名は「アニマル・セフト・オート(通称・アニセフ)」。
だがそれは内容があまりにも過激なため、未成年への販売は禁止されてしまった。
ある日、ビネガーとガビは下校途中に怪しげな商人からアニセフのソフトを定価の半額で購入する。
ところがゲーム開始から間もなく、2匹は様子が急変し、町で暴動を起こし始める。
ミッチェルたちはソフトに仕掛けられた罠を暴き、子どもたちを救うために奮闘する。


どうぶつ島にある大手ゲーム会社「エビ天堂」から最新作のゲームソフトが販売されることになった。
その名は「アニマル・セフト・オート」、通称「アニセフ」である。
新しいソフトの登場に目を輝かせる子どもたちも多かった。
だが、大人たちは感心しなかった。
なぜならこのソフトの内容があまりにも過激だからである。
それもそのはず、これは主人公が犯罪者となり、街中で悪事の限りを尽くすのがゲームの目的なのであった。
そんな野蛮かつ非人道的なゲームを島中のピティエPTAの方々が許すハズがなかった。
たちまち「エビ天堂」本社にクレームが殺到し、件のソフトはR-18仕様となってしまった。
だがそんなことを知らず、ゲームの発売を心待ちにしている少年たちがいた。

ある日の昼休み、ガビとビネガーが教室の後ろで話し合っていた。
ガビ「なぁビネガー、今日お前『アニセフ』買うのか?やんけ」
ビネガー「当たり前だろ、どれだけ待ちわびたと思ってるんだよ!ぶいぶい」
ガビ「やっぱりな、オレももちろん買うぜ!なんせこの日のために、『月刊アニマルコミック』や『週刊少年サタデー』も我慢してコツコツ貯金してきたんだからな!」
ビネガー「それに森Tubeのライブ配信も、盛り上がること間違いなしだぜ!」
ガビ「そうだよな、最近『ゴーストオブ対馬』もマンネリ気味だもんな。」
ビネガー「前に生ライブで『魔界村』やったろ?あれ鬼畜だったよな〜。」
ガビ「あっー、あれはマジ苦戦したよな。」
ビネガー「2匹でアニセフのライブ配信100万回再生頑張ろうな!」
ガビ「ああ、レムやハムカツに負けないくらいの森Tuberになってやろうぜ!」
2匹は放課後を心待ちにしていた。



やがて、放課後・・・
🎶🔔キーンコーンカーンコーン・・・🔔🎶
帰りのホームルームを終えた2匹は意気揚々としていた。
ビネガー「おいガビ、駅前のゲームショップ行って、アニセフ買おうぜ!」
ガビ「おっ、そうだな!ゲームは発売日に買うのが、オレのポリシーだからな!」
彼らは教室を出ると、「ゲームショップ・まめつぶ」に向かって駆けだした。


ビネガー「おっ、あるある!さすが『ゲームショップ・まめつぶ』だぜ!」
ガビ「すみませ〜ん!このソフトください!!」
店員「はいはーい、ありがとござ・・・」
ガビ「・・・?」
店員「ゴメンねボウヤたち〜!このソフト、18歳以上じゃないと買えないのよ!」
ガビ&ビネガー「ええっ・・・!!?」ガビーン・・・😱😱


ガビ「チェッ、せっかく新しいソフトが手に入ると思ってたのによ〜。」
ビネガー「ホント、ガッカリだよなぁ〜・・・じゃあアレでも配信するか?ほら、人類が滅んでロボットだけになった世界をネコが冒険するヤツ。」
ガビ「いや、アレはダメだ。オレの尊敬するユーザーさんがクソゲー呼ばわりしてたからな。何たって配信中に『何が面白いのか全然理解できない、1度クリアしたら即アンインストール』なんて言ってたんだからよ。」
ビネガー「そ、そっか・・・」

その時、2匹は何者かに呼び止められた。
???「ボウヤたち、ちょっといいかな?」
ガビ「えっ・・・?」
そこにいたのはフードを被った男が露店を開いて座っていた。
ビネガー「な、なんか怪しいな・・・行こうぜ。」
???「ボウヤたち、アニセフのソフト欲しくないかい?」
ガビ「えっ?アニセフのソフトだって?」
???「ああ、今なら半額だよ。」
ガビ&ビネガー「は、半額!?」
ビネガー「ど、どうするガビ?」
ガビ「う〜ん、なんか怪しいんだよな・・・」
???「お、おじさんは全然怪しい者じゃないよ!」
ビネガー「焦ってるところが、ますます怪しい・・・」
???「そ,そんなことより買うのかい?買わないのかい?」
ガビ「おじさんもこう言ってるし買おうぜ!」
ビネガー「んっ〜そうだな!おじさん、アニセフ買います!」
???「ヒヒッ!毎度ありぃ・・・」ニヤッ

ビネガー「イェーイ!やったぜ!」
ガビ「最初オレから操作するから、オマエは見てろよ。」
ビネガー「いやいや、オレが最初に操作するんだ!」
ガビ「そんじゃお前はトレバー操作な。オレはマイケルフランクリン操作するから。」
ビネガー「トレバーとか狂ってるから嫌だわ!オレがマイケルとフランクリン操作するんだ!」
ガビ「んもう、しょうがねぇなぁ・・・わかったよ、オレがトレバーでいいよ。」
ビネガー「ありがとよ。よく見たらオマエ、少しトレバーに似てるよな。」
ガビ「んだとー!!?💢」
ビネガー「ハハッ、ジョークだよジョーク!ついでに言うとフランクリンはダンベルさんに似てるよなww」
ガビ「でもオマエ、クルマの操作下手そうだからすぐにWastedになりそうだな。」
ビネガー「下手じゃねえよ!こう見えて色んなゲームやってきてんだよ!」
ガビ「ふーん、例えば?」
ビネガー「ドライバー・サンフランシスコってゲーム知ってるか?簡単に言えば主人公の刑事が幽体離脱して、別の人間の身体を乗っ取りながら進めるストーリーなんだけどよ。あまり知られてなさそうだけどな。でも、アニセフみたいな残虐性はないぜ。」


やがて彼らは配信を始め、傍若無人に街中を破壊し、犯罪の限りを尽くした。
さらにはリスナーからのリクエストで、警察と銃撃戦を繰り広げたり、戦車で大暴れしたり、強奪した車で何人もの人間を轢いたり、死んだ人間や犬をさらに燃やしたり・・・
ガビ「ハハハッ、こりゃあ楽しいゲームだぜ!ストレス解消には持ってこいだ!」
ビネガー「そりゃあな、現実で出来ない事ができるからな。」
ガビ「あっ!クソ!死にそうだ!おいビネガー!無敵チート教えろ!」


だがそのうち、2匹に異変が起き始めた。
ガビ「ヘッ、へへッ!楽しすぎる・・・なぁビネガー、オレたちもコイツらみたいに暴れまわってやろうぜ!」
ビネガー「ヒヒヒッ、そうだな!もうゲームの中だけじゃ満足できねぇ、今度はオレたち自身が主人公になってやるよ!」
2匹は金属バットやライターなどを持ち出すと、家の外へ飛び出した。

その頃、ミッチェルはシェアハウスでジャックと過ごしていた。
ミッチェル「ビネガーくんとガビくん、あのゲーム買えたのかな?」
ジャック「買えるわけないだろ!もしタバコや酒と同じように未成年に売ったら、店側が罰せられるんだからな。ミッチェルくんもあのゲーム気になるのかい?」
ミッチェル「うん!実況で見たけどストーリーが面白そうだったよ!」
ジャック「はぁ〜、ストーリーが面白くても結局は遊ぶ人次第で野蛮なゲームと化すんだよなぁ。」
ミッチェル「それに定価4000ベルだし、そう簡単に買えるようなモノじゃないからね〜。」

その時だ。突然、外が騒がしくなった。
ざわざわ・・・ ざわざわ・・・ ざわざわ・・・ ざわざわ・・・ ざわざわ・・・ ざわざわ・・・
ミッチェル「あれれ〜、おかしいぞ?
ジャック「何かあったのかなぁ?」
2匹が外に出てみると、たくさんの野次馬が走ってくるではないか。その中にはハムカツとちゃちゃまるの姿もあった。
ミッチェル「ハムカツくん!なにかあったの?」
ハムカツ「公園でホームレスが襲われたらしいぞ!どもども」
ちゃちゃまる「その近くのゴミ捨て場では火災があったらしい!ふんふん」
ジャック「えっ!同時に事件が起きたってこと!?」
ハムカツ「そうみたいだ。」
ちゃちゃまる「お前らも来いよ!」
ジャック「な、何を言ってるんだ!他人の不幸を見物しに行くなんて悪趣味だ!!」
ミッチェル「そうだよ。シノブちゃん?のお食事風景見てた方がまだ良いよ。」
ハムカツ「なんだそれ?お前らだって昔、オイラの家が火事になった時、見に来てたじゃないか!」
ジャック「うっ!それは・・・」
ミッチェル「あれはただ、大事な非常食友達のハムカツくんが無事かどうか心配で行っただけだよ!!」
ハムカツ「そ、そうか。気のせいだと思うが、大事な非常食って言わなかったか?」
ミッチェル「さ、さぁ・・・?気のせいじゃない?ねぇ、ジャックくん。」
ジャック「あぁ、ボクも気のせいだと思うよ・・・」
ちゃちゃまる「おいハムカツ!早く行こうぜ!」
ハムカツ「お、おう!」

ビネガー「チッ!あのホームレスシケてんなあ・・・たった60ベルしか持ってねえなんてよ。」
ガビ「もっと金持ってそうな婆さん襲ってみようぜ。」
ビネガー「そうだな。」

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